非暴力アクションネット(HANETハーネット)とは|福島第一原発事故に関するアピール
具体的な提案緊急パンフ


【非暴力アクションネット(HANETハーネット)】とは


非暴力アクションネットは、ガンジーやマルティン・ルーサー・キング牧師の「非暴力
直接行動」の考えを継承したグループです。
非暴力でアクションを起こすことは、無抵抗や無力とは違います。尊厳と勇気のある
たいへん効果的な方法です。怒りは怒りを引き起こし、憎しみは憎しみを呼び、負の連鎖し
か生みません。その連鎖を、根源的に断ち切るには、非暴力の考え方はとても有効です。
なぜなら多くの人たちの共感を得られる方法だからです。

社会変革のための活動やアピールを、怒りや憎しみにまかせるのではなく、道行く人たちや
見る人々に共感を広げられる形で表現できるよう、ハーネットでは、いろいろな提案
をしています。また、非暴力トレーニングの講師を派遣しています。

怒りを祈りに、
恐れを勇気に、
悲しみを強さに、
絶望を希望に変え、
今は、その一人ひとりのつながりの輪を大きく広げていくときです。
マハトマ・ガンジーは言いました。『平和への道はない、平和が道である』


福島第一原発事故に関するアピール


非暴力アクションネットワーク
2011年4月4日

東日本大震災よって多くの命が失われたことを悼み、被災地の一日も早い復興を祈ります。
福島第一原発の大事故によって、広がる放射能汚染が周辺地域の復興を妨げ、原発内では、
作業員が多量の被曝を伴いながら命を削るように困難な作業が続けられています。

また、陸や海に広範囲に拡散した放射能は、多くの人々の現在と未来に暗い影を落としています。
これまで、原発の危険性は、具体的に指摘されてきたにもかかわらず、「絶対に安全」
という答えを繰り返し、重大なリスクが隠されたまま原発は推進され続け、現段階で
チェルノブイリ原発事故に次ぐ、大惨事を引き起こしています。

脱原発を訴えてきた私たちは、原発の危険性がわかっていたのに、この事故が引き起こ
されてしまったことに、自分たちの無力さを嘆き、暗たんとした思いに、打ちひしがれて
います。この深い悲しみと、この強い憤りをどこへぶつければいいのか?

東電の社員であろうと、政治家であろうと、警察官であろうと、一人ひとりに人生があり、
家族があります。放射能は、すべての人々を脅かします。そしてこれは、この地球に
生きるすべての命にかかわる問題です。

原発では、日常的な作業にも被曝が伴います。多くの下請け作業員の方々の人生と命の
犠牲の上に、原発の電気はつくられます。
そして、日々、作りだされる放射性廃棄物は、
この先何万年も地球の生命を脅かし続けます。原発の電気が、子どもたちの未来を暗くします。

私たちは、誰かを犠牲にした電気はいりません。
私たちは、誰かを犠牲にした暮らしはしたくありません。
この絶望的な状況の中で、大きな怒りがわきあがってきます。
しかし、今、それをぶちまけても、心は閉ざされ、不安と怖れが広がるばかりで、
問題の解決にはなりません。

私たちは誰かを犠牲にしないやり方で、社会を変えていきたいと願います。
私たちは誰かの人生や命を犠牲にしない社会を求めるからです。
今、私たちはどこに希望を見出せるのか、動き始めるときです。

問題は、原発が必要か不必要かではなく、私たちが大きなリスクを抱える原発を選ぶか、
選ばないかということです。一人ひとりが「原発はいらない」と言えば、原発は止まります。

怒りを祈りに、
恐れを勇気に、
悲しみを強さに、
絶望を希望にかえ、

今は、その一人ひとりのつながりの輪を大きく広げていくときです。
マハトマ・ガンジーは言いました。『平和への道はない、平和が道である』
今が、私たちの望む社会を始めるときです。


【具体的な提案】

私たちは怒るなと言っているのではありません。今はおおいに怒るときです。
しかし、その表現方法を怒りにまかせてストレートに表すのではなく、言葉や態度も
含めて、優しく力強く、尊厳を持ってデモをしませんか?と、提言します。
初めてデモに参加する人、原発はおかしいと思っている道行く人、テレビや新聞を
見る人たちが、デモ行進は過激でも何でもなく、普通の人たちの小さな声の集まりなんだ
という真実をわかってもらうことが、最大のアピールになります。みんなの力を
集めることで、原発はとまります。

1. 暴力とは、殴る蹴る叩くなどの物理的なことだけを指すのではありません。
乱暴な言葉づかいや、威嚇するような態度、無視なども、暴力的な態度だと、私たち
は考えます。私たちの態度や言葉が暴力的だと、道行く人たちの共感を得られません。
警察官・東電の社員・警備員に対しても、怒りをぶつけるのではなく、同じ人間と
して、優しく力強く問いかけましょう。彼らが、自分の問題として、このことを受
け止めてくれるように、語りかけましょう。

2. 警察官(機動隊)を前にすると、おびえたり怒りがこみ上げたりしますが、
落ち着いて深呼吸をして暴力的な態度を取らないこと。
手を肩から上にあげないこと。難しいなら、手を後ろで組んでしまうこと。
手を顔より高く上げることで、「公務執行妨害」などで逮捕される口実を作ってしまいます。

3. もし、なにか警察官との小競り合いが起きそうになったら、周りで見ている人は、
すぐに携帯を取り出して、その様子を写真やムービーで撮ってください。いかに不当な
逮捕かということを、あとで証明できます。

4. ギター、カスタネット、タンバリンなどの楽器や、花を持っていたり、歌を歌うことで、
私たちが道行く人たちと同じ市民であるということをアピールできます。
マスクに放射能マークのシールを貼ったり、いろいろな扮装や仮装を凝らすことで、
楽しい雰囲気、柔らかい雰囲気を作ることができます。
また、工夫を凝らしたプラカードを持つなどして、道行く人が思わずデモに参加したくなる
ような雰囲気を作っていきましょう。


緊急パンフ


・緊急パンフ A3版




・緊急パンフ A4版